2024年12月、新島の羽伏浦キャンプ場を久しぶりに利用しました。前回1年前の訪問時と比べて何か変わっていたか、どんな様子だったか、改めてどこにテントを張るのがベストと思ったか、などをお伝えします。
なお羽伏浦キャンプ場の概要については下の記事で紹介してありますので、未読の方はこちらをまずご覧いただけると幸いです。この記事は、下のメイン記事に対する補足のような位置付けです。
利用の予約は通年で不要に
まず、ひとつ変わっていたことがありました。それは今年になってから、1年を通じて利用予約が不要になっていたことです。前年までは冬期のみ予約不要だったのですが、今年は夏でも予約が一切不要になっていました。いつでもふらっと直接キャンプ場に向かってOKです(20名以上の場合は事前連絡が必要とのこと)。
2025年以降も基本はそのように運用されるようですが、利用を計画している方は出発前に羽伏浦キャンプ場公式サイトを再度チェックしておきましょう。木曜日に管理人さんが不在なのはこれまでと同じで、木曜日到着の場合は翌日に管理事務所(新島村スポーツ広場クラブハウス内)でチェックイン(事後申請)します。事務所は朝9時からオープンしています。
どこにテントを張っても風の強さは大差なし
昨年の利用時は入口から向かって左の木立の近くにテントを立てたのですが、今年はエリア中央の南側を試してみました(写真上、下ともその場所)。背後に木立があるところです。すぐ近くにベンチテーブルとかまどがあるところを選びました。海ではなく、宮塚山を眺めるような位置に設営しました。
ここも背後の木々のおかげで冬の西風を少し防げるかなと思ったのですが、実際は「このキャンプ場はどこにテントを立てようが、しっかりペグダウンできていなければ確実に飛ばされてしまうし、ペグとロープがしっかりしていればどこでも大丈夫」と思うようになりました。今回もogawaのポリカーボネート製のペグが柔らかい土に深く入ってくれ、トラブルなく滞在できました。
ペグだけ抜けないように気をつけてストームロープもしっかり張れば、美しい羽伏浦の海を眺められる山側の高い位置にテントを張るのも良いと思います。
スリスリが大好きな黒猫ちゃんと再開
1年前に仲良くなった黒猫が出迎えてくれて、嬉しくなりました。朝と夜、挨拶に来てくれます(=エサくれ)。向こうはこちらのことを覚えていないかもしれませんが、私は覚えています(1年前の記事に写真があります)。少し眠たそうな、腫れぼったい目をしている白髪混じりの黒猫です。
10歳近くのシニア寄りの猫かなと思いますが、食べ物には困っていないようで肉付きは良かったです(食べ物を求めてクルマの中に入ったりと悪さをするらしく、エサは与えないようにとの張り紙を見ました)。このキャンプ場では今回、他に2匹の猫を見ました(前回はもっといた)。この耳に切れ込みの入った黒猫がいちばん人慣れしているようで、スリスリが大好きです。
今回はワンポールテントをインナーテントなし・フロアレスで設営していたのですが、朝食時にこの黒猫ちゃんがいつのまにか顔を突っ込んきていて、ゴミ入れにしていたビニール袋をガサガサやりはじめていてビックリしました。カラスもいるので食料やゴミの管理には気をつけたいところです。この黒猫ちゃんにはお仕置きとしてたっぷりとケツボンゴを施したところ大変喜ばれました。
式根島めぐりの拠点にも
今回の訪問ではキャンプ場が面する宮塚山をはじめ、隣の式根島にも渡って神引展望台や唐人津城など多くの道を歩いてきました。式根島にある2カ所のキャンプ場(大浦キャンプ場と釜の下キャンプ場)は2024年現在も再開されておらず、再開予定もないため、新島と式根島、両方の島を楽しみたいキャンプ派の方はこの羽伏浦キャンプ場を拠点にすると良いでしょう。
羽伏浦キャンプ場は本当に手入れが行き届いているキャンプ場で、やはり伊豆諸島のキャンプ場の中では環境的に最も優れていると感じます。朝は島の方が丁寧に草刈りをされていました。これで温水シャワーと洗濯機があったら最高なのですが、無料で利用できるのですからそれは望みすぎというものでしょう(そんな設備があったら冬でも満員になってしまいそうです)。
朝は鳥の声も八丈島の八丈プラザ公園キャンプ場に劣らないほど賑やかで、夜は神津島の多幸湾公園ファミリーキャンプ場に負けないくらいの澄んだ星空も堪能できました。今回も相変わらず素晴らしいキャンプ場だな、としみじみ思いました。また冬の新島を訪れる観光客は本当に少ないようで、今回もほぼ完ソロでの利用となりました。
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