2024年11月、神津島の都立多幸湾公園ファミリーキャンプ場を久しぶりに利用しました。前回1年前の訪問時と比べて何か変わっていたか、どんな様子だったか、改めてどこにテントを張るのがベストと思ったか、などをお伝えします。
なお多幸湾キャンプ場の概要については下の記事で紹介してありますので、未読の方はこちらをまずご覧いただけると幸いです。この記事は、下のメイン記事に対する補足のような位置付けです。
2024年11月の多幸湾キャンプ場
多幸湾キャンプ場は現在改修工事中で、2023年の利用時には「日向ロッジ」内にあったサービスセンターが道の先に移動していました(日向ロッジはこの時使われていない様子でした)。プレハブのような仮オフィスという雰囲気で、受付の他、個室シャワーが2つと洗濯機・乾燥機・自販機がありました。またこの奥側にある建物には共用冷蔵庫やレンタル食器コーナーがありました。
崖崩れの補修のため長らく利用できなくなっていた「多目的広場」にもテントを張れるようになっていたのも、大きい違いでした。これで多幸湾キャンプ場でフリーテントを張れるサイトは「フリーテントサイト(上段・下段)」と「多目的広場」の3つに戻ったことになります。
多目的広場では、奥に見える高処山(こうしょさん・たこうどやま)側ではなく広場の中央〜道路寄りであればテントを張ってもOKとのことでした。広々として大変魅力的なサイトです。「でもここは風がすごいことになりそうだなぁ…」などと思いながら眺めていたところ、スタッフさんは私の心を読んだのか「風が強いから、下のフリーテントサイトのほうがいいですね」とポツり。
多目的広場は、スタッフさんが24時間常駐していてシャワーや洗濯機もあるサービスセンターの目の前なので、便利ではあります。トイレも休憩舎も炊事場も近い。見晴らしもすごく良いので、強風でも飛ばされないようにテントを張る自信のある方なら挑戦するのもありではないでしょうか(下の写真は多目的広場側から見たサービスセンター)。高処山も天上山もよく見えます。
この日、筆者は上下2段になっているフリーテントサイトの上段・道路側にテントを張ることにしました。ここも前回の利用時は一部工事中だったところです。
ここはベンチテーブルが5組ほどあり、道路向かいのトイレにも比較的近いサイトになります。3つほどあるかまどの近くにテントを張ると便利かもしれません。
この日はサイトの隅にDODライダーズワンポールテントを設営。このキャンプ場は砂っぽい地質なので、ogawaのポリカーボネート製テント用ペグが楽に深くまで入ってくれて大活躍しました。風が強い島なので、どこか一方向でも風除けになるものがあるところに設営したほうが楽です。
ちなみにテントの向こうに見えているエリアがフリーテントサイトの下段で、そちらはより茂みっぽくなっていて流し台やゴミ箱が近いです。風がいちばん安心なのはフリーテントサイト下段の藪の近くでしょう。
フリーサイト上段の高処山を眺められるこの位置、空いていたらおすすめです。見晴らし・風除け・利便性、すべて揃っています。
道路を少し上ると、反対側に屋外トイレがあります。いつも掃除して下さっているのか、とても清潔です。この向こう側は設営済みデッキテントのエリアになります。
夜の休憩舎の様子です。長いベンチテーブルがあり、スーパーで買ってきたお惣菜とお酒を楽しみながら、地図を広げて翌日のプランを練ったりしました。この休憩舎の隣にも炊事場があるので、雨風が強い時はテントサイトからこちらに移動してゆっくり食事するのも良いのではないかと思います。
神津島は空が暗いので星空の観察に適していますが、多幸湾キャンプ場からも、木々や山に少し遮られはするものの素晴らしい星景を楽しめます(この日は雲が多かったのですが…)。
サービスセンターの隣には新しい建物が作られていて、いずれセンターもこの中に引っ越すのかもしれませんね。
なお多幸湾キャンプ場のチェックインは14時〜16時となっていますが、混雑時している時でなくスタッフさんもいる時であれば、もっと早い時間にチェックインすることもできるそうです。東海汽船の大型客船は朝10時に到着するので、運良く多幸湾に入港する場合はまずキャンプ場に足を運び、荷物をデポしてから山に向かうのも良いと思います。
■ この記事はお役に立てましたでしょうか? もし当サイトの記事が何らかのお役に立てたようでしたら、日用品などのお買い物の際に、サイト内のAmazonリンクからお店に行っていただけると大変励みになります