2024年10月、伊豆大島南部のトウシキキャンプ場を久しぶりに利用したので、トウシキではどこにテントを張るのがベストなのか、現在のトウシキはどんな様子なのかをご紹介します。
なおトウシキキャンプ場の概要については下の記事で紹介してありますので、未読の方はそちらをまずご覧いただけると幸いです。この記事は、下の記事に対する補足のような位置付けです。
トウシキキャンプ場はどこにテントを張るのが良い?
今回久しぶりにトウシキキャンプ場を利用してみて感じたのは「駐車場の利用者と、キャンプ場わきの道路を通行するクルマがすごく増えたなぁ」ということです。西エリア前の駐車場は、キャンプ場利用者以外の方も風景を眺めにきたり、ここで散歩する時などにも利用されるので、早朝や深夜も出入りがあります。
また、夕方〜夜は駐車場で休憩されている方も多いですし、大型トラックの通行も増えていたため(道が通じているトウシキ園地で何か工事をしているのかもしれません)、昼間もここでゆっくりしていたい方は駐車場前のこのエリアは避けたほうが良いかもしれません(昼間は山に行っているから…という方は気にする必要はないでしょう)。
写真下の東側エリアの海側であれば、園内道路はあるものの一般車両は通行できないので、こちら側のほうがだいぶ静かです。ただ写真でもわかるように、斜めの地形になっているので若干寝づらいかもしれないですね。全ての条件に恵まれているところはありません。
ただ東側エリアの道路側は、比較的平坦です。道路からの目隠しになる防風柵や若干の松林もあるので、プライバシーを重視したい方にはこちらがおすすめです。クルマの通行音は西エリアと変わらない(またはもっとうるさい)かもしれませんが、駐車場から離れているので夜中のアイドリング音からは遠くなります。
私がよく利用する西エリアは広々として快適なのですが、プライバシーを重視したい場合はテントの出入り口を海側(南側)に向けるのをおすすめします。ただ、昼間は出かけていてキャンプ場にいない、という場合はどちら向きでもOKでしょう。
2024年10月のトウシキキャンプ場の様子
ここから2024年10月に私が撮影したトウシキキャンプ場の写真を少しご紹介します。なんとなく気に入っている西エリアの端っこにDoD ライダーズワンポールテントを設営しました。隣に大きいトベラの木があり、そちらからの風を防げます。
下は東エリアから三原山方面を眺めているところです。右手の白い建物はトイレ・シャワーです。シャワーは冷水のみですが、外からは見えないので利用しやすいです。
向こう側の柵の右手側が西エリア、写真を撮っているこちら側が東エリアです。西エリアと東エリアは園内通路で隔てられています。
柵の向こう側は遊歩道になっていて、晴れた日は利島や新島を眺められます。
夕方の利島と新島です。
こちらは夜の利島。天気が良ければ、集落のある港側に明かりが灯っているのが見え、きれいです。癒やしの夜景ですよ。
トウシキキャンプ場から見える山
ところで、トウシキキャンプ場から見える山は一体何でしょうか。軽くご紹介しておきます。
上も下も、西エリアから三原山方面を眺めているところです。地理院地図を見る限り、下の写真の左端の山は標高231.0mの山。中央のちょっと左奥に見えているフタコブの稜線は、位置的に二子山(619m)だと思います。その向こうで山頂が雲に覆われつつあるのが三原山で、三原山の左端は赤ダレの近くかと思います。
■ 赤ダレからバームクーヘン(地層大切断面)に降りるハイキングコースがあります
三宅島に思いを馳せる
今回久しぶりにトウシキキャンプ場を利用してみて、あらためて思ったのは「やっぱり三宅島に雰囲気が似ているな」ということでした。トウシキは三宅島の「新鼻新山」や「サダドー岬」付近に、本当によく似ているのです。伊豆大島と三宅島は、火山活動の多さも共通していますが、地形・地質的にも兄弟のように似通っているところがあると感じます。
例えば、これは今回私が利用した西エリア側の遊歩道から北西方面を撮ったものです。
下は三宅島の新鼻新山です。
下は同じく三宅島のサダドー岬。どれも雰囲気がよく似ていると思いませんか。
トウシキキャンプ場を利用される方は、ぜひ朝や夕方にでも海側の遊歩道を歩いてみてくださいね。時間があれば、お隣のトウシキ園地まで足を伸ばしてみるのもおすすめです(トウシキ園地は広々としていて星の写真を撮りたい方には特におすすめです)。
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