交通山と食

東海汽船の橘丸にレンチンの冷凍食品コーナー「橘メシ」が登場 早速食べてみた【結構うまい】

東京・伊豆諸島方面へのハイキングの際にいつもお世話になっている東海汽船の大型客船。つい最近、三宅島・御蔵島・八丈島航路の橘丸(たちばまなる)に「橘メシ」なる冷凍食品コーナーが誕生したとのことで、先日早速試してみることにしました(以下、写真はすべて2023年10月初旬に筆者が撮影)。

場所は4Fのレストランの隣

場所は橘丸の4Fレストラン隣の自販機エリアです。スナック菓子やカップヌードルコーナーの右側に「橘丸カラー」の巨大な自販機が2つ設置されていました。この自販機の前にカウンターがあるので、そこで食べることができます(レストラン内への持ち込みは不可)。

橘メシ

下が「橘メシ」のメニュー。パスタが3種類(海老トマトクリーム・明太子クリーム・ピリ辛トマト)、グラタン1種類(ポテト&ベーコングラタン)、ドリア1種類(海老とチーズのドリア)、後はからあげとフライドポテトがありました。レストラン内の料理よりも割安設定になっているようです(パスタ750円・それ以外はすべて600円)。

橘メシのメニュー一覧

自販機の右隣には「橘メシ専用電子レンジ」がありました。ハイパワーな専用品とのことで、「橘メシ」で購入したもの以外は温めないよう注意書きがあります。火災の危険があるので守るようにしましょう。

橘メシ専用電子レンジ

現在の商品ラインナップでは、からあげとフライドポテトは数字の「1」でチン、それ以外は数字の「2」でチンするシステムになっていました(「1」が60秒、「2」が120秒だったと思います)。はじめてだったせいもあり、使い方は若干戸惑いました。

商品の説明書をよく読みましょう

私が最初に気になったのが「もちもち生パスタのピリ辛トマト(日清製粉ウェルナ製)」。この時は諸事情でちょっと疲れていたのと、この紹介用写真を撮るのに集中していたため、説明書きを読まずに痛恨のミスをやらかしてしまいました。

もちもち生パスタのピリ辛トマト

下の写真のように、自販機から出てきた袋をそのまま入れてはいけません。袋の説明書にちゃんと書いてあります。筆者は読まずに温めてしまった結果、こんなふうに膨らんだ袋が登場。手に持つと、アチチ! 火傷しそうなほどの熱さでした。これは絶対に真似しないでください。

橘メシ専用電子レンジ

実は袋の中には付属のフォークが入れられており、レンチンしてしまうと少し溶けて内袋にくっついてしまい、剥がそうとすると下の写真のように折れてしまいました。これは完全に私のミス。このパスタの場合は、外袋から商品を出してレンジに入れるのが正しい手順です。

溶けたスプーン

仕方ないのでカップヌードルコーナーから割り箸を拝借して食べることにしました。東海汽船さん、すみません…

もちもち生パスタのピリ辛トマト

下は「もちもち生パスタのピリ辛トマト」を混ぜたところ。確かにもちもち感があって、クオリティは十分高かったです。マ・マーのパスタ。これはリピート確定です。ナスが冷凍食品とは思えないほど食感が良く、大満足。750円という価格設定は、コンビニのパスタなどに比較すると高い感じはしますが、船の中でいつでも食べられる利便性と味わいを考えると個人的にはOKです。

もちもち生パスタのピリ辛トマト

温かい食事の選択肢が増えた

この日はとてもお腹が空いていたので、後でさらに「ポテト&ベーコングラタン」も食べてみました。これは温める前にフタをはがす必要がありました。容器がココットみたいな雰囲気で、凝っています(発泡スチロールだと思いますが、見た目は陶器みたい)。これも美味しかった!

ポテト&ベーコングラタン

橘丸のレストランは、見ていると繁忙期以外はワンオペされていることが多いらしく、スタッフさんがいつもお忙しそうです。この「橘メシ」の登場でスタッフさんの負担が少しでも軽減されると良いですね。でもレストラン内のラーメンやパスタも美味しいので、そちらもまた利用すると思います。

橘丸の自販機で入手可能な食べ物としては、他にカップスターのヌードル、チョコレートやせんべい系のお菓子(個人的には「Cheeza(チーザ)」というチーズをカリカリに焼いたようなスナックが大好き)、ハーゲンダッツのアイスクリームなどがあります。三宅島などは早朝の5時に港に着くので、下船前に温かいもので腹ごしらえしたい場合の選択肢が増えたことになりますね。

からあげやフライドポテトは、甲板に持って行って海を眺めながら食べるのも楽しそうです。4Fのレストランで売っているアルコール飲料もテイクアウトできるので、潮風に当たりながら一杯やる時のおつまみとして今度試してみたいと思います。

著者
ヤムパパー

秩父・奥武蔵・奥多摩・伊豆諸島がホームグラウンドの低山ハイカー。動植物の写真を撮りながら歩くのが好き。日帰りメイン時々テント泊。著述家・翻訳家

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