八丈島のおいしい魚介系の居酒屋さんをご紹介します。「魚八亭」というお店です。筆者はこの日、八丈富士(紹介記事)を歩いてから底土野営場にテントを張り終えると、お腹ペコペコ状態で飲食店が多そうな三根(みつね)地区をふらふらと彷徨っていました。すると「八丈ストア」先の交差点に良い雰囲気のお店を発見!
三根地区の魚八亭
下の写真は退店後に撮ったものですが、お店の前を通りかかったのはまだ明るい夕方5時ちょっと前。どう考えてもまだやってないだろうなぁ、予約もしてないし難しいかな… と思ってお店に近付いたところ、たまたま外にいらした店員さんが「一名様ですか?」。「予約してないんですけど…」「大丈夫ですよ、どうぞ〜。」なんとすぐに入れてくださいました!
この日は木曜。島では木曜定休の店がわりと多いようだったので(眺めてみたかった八丈ストアも定休日でした)、最悪キャンプ場でさびしくモンベルのリゾッタでも食べて終わりか… と思いはじめていたので感激しました。念願の八丈富士に加えて、島グルメまで食べられるなんて… この旅は完全勝利です。
お刺身の三点盛り
八丈島といえば魚。さっそくお刺身の三点盛りを注文しました(内容はおまかせ)。これは見た瞬間に「うわーこれ絶対うまいじゃん」と確信しました。店員さんが親切に「これが○○で…」と教えて下さったのですが、八丈富士のジャングル歩きで疲れていたせいか覚えていません。たしかいちばん右が「ハチビキ」だったかな。薄すぎず、厚すぎずの絶妙なカット。
こちらはややあっさりめのマグロ系のお魚だったと思います。いやぁもうメッチャクチャ美味い。八丈島の魚、レベル高すぎ。こんなにおいしいお刺身は数年ぶりに食べます。東京都内でリーズナブルなお刺身を出すお店では、コロナ後にどんどん魚の鮮度が落ちていった感じがするのですが、これは久々に本当の魚だと思いました。八丈島に釣りにくる人の気持がわかりました。
小ぶりな「島とうがらし」を醤油の中でちょっと崩して辛味をつけて食べるのが八丈島流なのだそうです。辛いもの好きな私にはたまりません。これで食べるとまた美味しかった。三点盛りでなく五点盛りでも余裕で食えたな…
明日葉の天ぷら
明日葉(あしたば)の天ぷらも注文しました。これが嬉しいことに、ハーフサイズがありました。明日葉の天ぷらは大好きで伊豆大島でもよく食べるのですが、一人だと食べ切れないほどの量だったりします。いろいろと食べたいのでこれは助かります。味はもちろん最高。塩でいただきます。レモンで味変できるのも嬉しい。
海鮮納豆
私は炭水化物ダイエットをしているので、ご飯ものは食べずにおかずを他にも注文しました。やはりここでは魚をもっと食べておきたい、ということで「飛魚の塩焼き」を注文。焼き物は時間がかかるに違いない、ということですぐにやってきそうな「海鮮納豆」も同時注文。くぅ〜っ、うっまい! 魚が良すぎるので納豆と絡めるのがもったいないくらい。山かけもありましたよ。
焼き物を待つあいだ、テーブルに置かれていた「お魚図鑑」的なものを眺めました。手作りの図鑑らしく、おもしろいことがいっぱい書かれているのでずっと読んでいられます(「クマノミは食べないで〜 食べても問題ないですが… ニモだし…」とか)。本だったら絶対買いたいレベル(真面目に書籍化希望)。是非手に取ってみてください。
飛魚の塩焼き
飛魚の塩焼きがやってきました。身はホロホロ、皮はパリパリと香ばしい。優勝した。飛魚はフライもありました。フライも絶対美味いはず。レモンサワーは三杯目を注文。
何一つ外れがないお店でした。もちろん「くさや」や「島寿司」(伊豆大島の青唐漬けとは違い、カラシで食べる)もありますし、煮込みなどの肉系の一品料理もありましたよ。ごはんものは明日葉チャーハンやカレー、焼きおにぎりもあったと思います。「海風しいたけ」のソーセージもありました。とても一回では全部食べられないので、次回訪問時の楽しみにしたいと思います。
魚八亭の場所と営業時間など
魚八亭さんは「八丈スーパー」から八丈島空港方面にちょっと歩いたところの交差点の角にあります。以下、お品書きに書いてあった基本情報です。
- 八丈島八丈町三根198-1 電話 04996-2-2807
- ランチ 11:00〜17:00
- ディナー 17:00〜22:00
- 不定休
■ 下の地理院地図では「富士見」と書いてあるところの左下にある交差点付近です
さて、ここまで書いてからGoogleマップのクチコミを眺めてみました。過去には低評価を付けられていた時期もあったようですが、筆者訪問時は店員さんも親切で、料理はどれも美味しかった。料金は島内としては高めらしいですが、お魚の鮮度を考えると都内に比べたら相当お得感がありました。また、やはり予約していないと入れないことはあるようです。
八丈富士・三原山ハイキングの後に寄ってみてはどうでしょうか。なお筆者による八丈富士ハイキングの歩行記があるので(下のリンク)、こちらもあわせてお読みいただけると幸いです。