山と食

秩父のジビエ居酒屋さんで登山帰りに鹿肉を食べてみた(田舎屋・西武秩父駅)

登山・ハイキングでよく利用する西武秩父駅の近くに、以前から気になっていたお店がありました。駅前を左折してすぐ、御花畑駅に向かう細い路地に面している「田舎屋」というお店です(隣は「バンコク」というタイ料理屋さん)。そちらは裏口側で、そこからも入店はできるのですが、正面玄関の写真がこちら。「秩父飯とジビエ」が売りのお店です。

田舎屋

タラの芽の天ぷら

筆者は2023年4月、狂気岩峰・二子山登山の帰りに立ち寄りました。以前からここで鹿肉を食べたいと思っていたのです。が、まず最初に目に飛び込んできたのは「タラの芽の天ぷら」の張り紙。タラの芽といえば山菜の王様ですが、筆者が住む東京では食べられる機会がなかなかないのです。

田舎屋

スーパーではごくたまに見かけますが、居酒屋さんのメニューで目にすることはまずありません。早速注文し、塩でいただきました。ほろ苦さと独特の歯応えがたまりません。おいし〜い!

タラの芽の天ぷら

鹿串

「田舎屋」さんはご飯ものも充実しているのですが、こちらはおつまみ系のメニュー。気になるのはやはり鹿串と猪串。特急ラビューの発車時刻の関係でささっと食べて帰る必要があったので、とりあえず鹿串だけ注文しました。

田舎屋のメニュー

こちらが鹿串。柚子胡椒でいただきます。鹿肉自体は食べたことはあるのですが、相当昔のことなのでどんな味か忘れてしまっていました。あらためて食べてみると、少し歯応えのある牛の赤身肉に近く、鉄分が多い印象を受けました。もちろんおいしい。部位にもよるのだと思いますが、脂質が少なくたんぱく質たっぷりという感じです。野性味はありますが、臭みはなし。

鹿串

下は筆者が大持山で撮影したシカの写真です。山歩きをしていると、シカは「かわいい〜!」だけでは済まない動物であることを思い知らされます。農作物を食べられてしまわないよう、いたるところにシカ柵がありますよね。この日私が食べた鹿肉は、秩父で駆除された個体のものだったようです。いろいろ考えさせられながら食べました。

ニホンジカ(埼玉・大持山にて)

ニホンジカ(埼玉・大持山にて)

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ニホンジカ(埼玉・大持山にて)
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登山帰りの時間帯でも開いているのが嬉しい

ご参考までに、こちらは田舎屋さんのごはんもののメニューです。秩父名物の「わらじカツ」やくるみそばなどもあります。

田舎屋のメニュー

「田舎屋」さんは不定休で、営業時間は11時〜21時。日曜も営業。私が山行帰りに西武秩父駅に戻ってくるのは夕方5時前のことが多く、すると居酒屋系のお店はほとんど開いていないのですが、ここはいつ通りかかっても大体開いてることが多かったです。西武秩父駅からは徒歩1分。クレジットカードは使用不可ですが、PayPayは使えました。お通し・おしぼりはなし。

次回は猪肉にも挑戦したいところです。秩父といえばとにかくホルモン、という方が多いと思いますが、ジビエ料理が気になる方は立ち寄ってみてはどうでしょうか。ちなみに私はタイ料理も大好きなので隣の「バンコク」さんも気になっているのですが、開店は5時すぎらしく、なかなかタイミングが合いません。

著者
ヤムパパー

秩父・奥武蔵・奥多摩・伊豆諸島がホームグラウンドの低山ハイカー。動植物の写真を撮りながら歩くのが好き。日帰りメイン時々テント泊。著述家・翻訳家

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