JR奥多摩駅(東京)の2階に「Port Okutama(ポートオクタマ)オクタマエキウエショップ」というショップ群があります。これまで素通りしていたのですが、先日六ッ石山から石尾根縦走路を下ってきたところ駅到着と同時に電車が出発してしまいました。次の電車は30分後。良い機会なので、以前から寄ってみたかった駅舎2階に上がってみました。
コーヒー・カレー・ビール等の4店舗
Port Okutama(公式サイト)にはカレーやクラフトビールを提供する「SOBATARO CAFE CURRY CLUB(蕎麦太郎カフェ)」、自家焙煎コーヒー専門店の「Gatta Coffee(ガッタコーヒー)」、常時4種類の地ビールを楽しめる「VERTERE(バテレ)専用サーバー」、中古アウトドアショップの「Maunga(マウンガ)」などが入居しています。
この日は夕食にはまだ早すぎる時間だったので、SOBATARO CAFEの「スパイシーチキンカレー」も食べてみたかったのですが泣く泣くあきらめ、かわりに「Gatta Coffee」でコーヒーを注文しました。おいしそうなエスプレッソにも気を惹かれたものの、初めてのお店では「本日のおすすめ」コーヒーを頼むとお店の実力がわかる、ということで400円のおすすめコーヒーを注文。
できあがると音が鳴るブザーを渡されたので、テーブル席が36ある飲食スペースで待っていると、結構すぐにコーヒーが出来上がりました。これがですね、雑味がなくて飲みやすいのに奥行きもある味わいで、ビックリしました。おいし〜い! カップは私の好みからすると少し分厚いのですが、飲みにくくもありません。温度もバッチリ。あとお店の方はすごく感じが良い人々でした。
このGatta Coffeeさんはリピート確定です。次に奥多摩駅を利用する時は、あえて電車を1本遅らせてここでコーヒーを飲むことにしますよ私は。焙煎豆もさまざま売られているので次は必ず買って帰ります(今回は時間切れ)。
コーヒーを飲みながら「SOBATARO CAFE」を眺めていると、窓際におみやげコーナーがあることに気付きました。お菓子と「おくたまスモーク」という奥多摩製燻製ニジマスがありました。
奥多摩産のニジマスを食塩のみで下味をつけ、奥多摩の桜の原木でじっくりと約8時間燻製したものです。手づくり・無添加とのことで、一尾おみやげに買って帰ることにしました。値段は目方によって魚ごとに違い、この特大サイズのニジマスは1240円でした。小さいものは800円くらいのものもありました。
「Gatta Coffee」さんも「SOBATARO CAFE」さんもICカードでの支払いが可能ですが、このニジマス燻製は現金でしか買えないのでご注意。帰宅後にレンジで軽く暖めてから、ほぐして食べました。焚き火をしているような良い煙の匂いがします。お酒のおつまみとしてはもちろん、お茶漬けにしても良いと思いますよ。
飲食スペースの奥はライブステージになっており、夜は生演奏を楽しめるようにもなっていました。ドラムセット・キーボード・ギターやベースのアンプなど、本格的な機材が揃っています。サッカーや野球のライブビューイングもたまにやっているようです(スケジュールはPort OkutamaのFacebookページで確認できます)。
JR奥多摩駅は構内にコンビニ的なショップはなく、駅前も青果店・八百屋さんはあるのですが、お店は多くはありません。駅上のコーヒーだけなら20分くらいで充分楽しめます。30分あればカレーとビールもギリで楽しめるでしょう。筆者は登山後、駅でブラックの缶コーヒーを買うのが常ですが、奥多摩駅ではこの本格コーヒーにしない手はありません。是非寄ってみて下さいね。