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4Monster アウトドアバックパック(16L)をアタックザックとして活用する

4.5

私がアタックザック的に使っている「4Monster アウトドアバックパック(16L)」をご紹介します。宿泊装備など重い荷物が詰まったメインザックを登山口やキャンプ場などにデポしておいて、必要最低限の水や食料、貴重品などを入れて山頂を目指す時などに活用しています。

大荷物をデポして山頂へ

Amazonで評価が高かったので1年ほど前に入手しました。サイズは16L/24L/32Lの3つから選べるのですが、私の場合はメインとして使うわけではないので、いちばん小さい16Lを選びました。カラーも10色ラインナップされており、私はグリーンを選択。グリーンといっても少し暗めで、オリーブ色寄りです(アーミーグリーンやオレンジもカッコよくてかなり悩んだ)。

4Monster アウトドアバックパック 16L

両サイドにはメッシュポケットがあり、500mlのペットボトルが入ります。重さは実測で105gです。公称重量も105gなので、正直なメーカーさんですね。

生地はもちろんペラペラです(30Dナイロン)。しかし防水で、ジッパーも止水タイプ。ポケットは外側に1つあるのみですが、これが結構深く、縦25cm x 横10cmほどあります。この外ポケットにも500mlボトルが2つ入るほどです。

4Monster アウトドアバックパック 16L

先日歩いてみた八丈富士でも登山口から山頂まで使いました。テントや寝袋などが入ったメインザックを登山口近くの目立たないところにデポして、あらかじめ財布・スマホ・レインウェア・行動食・水など入れておいたこのザックを取り出す。これで少ない体力で山歩きできるわけです。

八丈富士は、お鉢めぐりではハチジョウイヌツゲの枝が身体にザクザク刺さってきますし、中央火口丘もシダ植物や低木でジャングル状態(下の写真のような道でした。めちゃくちゃおもしろいところ)。

4Monster アウトドアバックパック 16L

4Monsterのこのバッグはもちろん極小なので、探検中もバッグ自体が何かにひっかかることは全くありませんでした(枝で頭は打ったけど!)。生地が傷んでいるところもまだ全然ありません。薄いわりに結構耐久性あるな、と感心します。

使いみちいろいろ

アタックザックとして以外にも、先日は船内で移動する時にも活躍しました。先述の八丈島歩きでは、東海汽船の大型客船・橘丸を利用したのですが、鍵のない客室に重いザックを置いてから、貴重品だけこの4Monsterに入れて甲板に移動して海を眺めたり、レストランに行ったりしました。旅先の宿から外に食事に行ったり、散歩する時にも良いと思います。

4Monster アウトドアバックパック 16L

他にもキャンプ地に向かう時に途中で食料を調達したり、焚き火をする時は薪を拾ってポイポイ入れたり、おみやげを買って帰る時など、マルチに使えます。

背負い心地は、まあこういうものなので期待しないほうが良いです。ハーネスは薄く最小限ですが、メッシュになっていて通気性も良し。チェストにもウエストにもストラップはありません。固いものを入れる場合、背中側にレインウェアのようなクッション性のあるものを入れておくと良いでしょう。

4Monster アウトドアバックパック 16L

サロモンの超軽量バックパック「トレイルブレイザー」的な薄さです。トレランをする方は手持ちのトレラン用パックで代用できるでしょうけれども。バッグ内にある小さいポーチにコンパクトに収納できます(13cm x 7cmくらい)。

4Monster アウトドアバックパック 16L

私が購入した時は¥2,690でした。サロモンのトレランパックも持ってはいるのですが、ミニマルスペックなのでこちらのほうが軽いですし、走らなければこれで十分かなと思います。

著者
ヤムパパー

秩父・奥武蔵・奥多摩・伊豆諸島がホームグラウンドの低山ハイカー。動植物の写真を撮りながら歩くのが好き。日帰りメイン時々テント泊。著述家・翻訳家

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