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iClimbのアウトドアテーブル・ミニは安くて丈夫で使いやすいやつ【良品認定】

4.5

私がテント泊やキャンプで愛用しているポータブル・テーブルをご紹介します。iClimbというメーカーの「アウトドアテーブル・ミニ」という製品で、アルミ製でそこそこ軽量ながら頑丈、安定感があり、値段も安いのが特徴です。全般的に扱いやすく、大きい文句を付けたいところがありません。

剛性が高く安定感がある

iClimbのテーブルにはサイズSとL、そして私が使っている「ミニ」の3種類があるようです。この「ミニ」は25x25cmの正方形で、高さは10cm。下の写真のように、ガスバーナーでお湯を沸かしたり、マグやカトラリー、料理を置くスペースとして主に活用しています。下は整備されたキャンプ場で使った時の写真ですが、地面が不安定な時の湯沸かしでは特に重宝します。

iClimb アウトドアテーブル ミニ

■ 上の写真のテーブルに載っている黄緑色のヤカンはSEA TO SUMMIT X-ポットケトル。下の記事で紹介しているので、こちらも是非お読みいただければ幸いです

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他の活用法としては、この上に小さめのネイチャーストーブを置いて「簡易な焚き火台」としても使ってきました。その場合、このテーブルの下に防火シートを敷く必要はあるのですが(テーブルに穴がたくさん空いていて灰が少し落ちてくるため)、そのへんに落ちている小枝などを燃やして遊ぶ時などにも便利です。

iClimb アウトドアテーブル ミニ

■ こういうもの↓を上に載せて使うこともあります(まさにこの製品を使っています)

2つの辺に「返し」が付いているので、箸などがコロコロと転がっていっても落ちないところも良いところですね。使う人のことがよく考えられていると思います。

組み立てはやや慣れが必要

これはひっくり返してみた様子。2枚の天板と、2つの脚部パーツで構成されています。

iClimb アウトドアテーブル ミニ

組み立てには、若干の慣れが必要です。下の写真のように、脚の金具の一部を天板の穴に入れて、天板内側の凹み(切れこみ)にパイプの中間部分をはめこむ、という感じです。この作業は、少しだけ力が必要です(バカ力は必要ありません)。バネの力で天板の強度を確保する感じの構造なので、これは仕方ないかもしれません。ただエッジの加工は丁寧なので、作業中に手を切ったりする心配はありません。

iClimb アウトドアテーブル ミニ

バラした後はこのように重ねて、付属の収納ポーチに入れられます。重さはポーチに入れた状態で実測337gです。ポーチなしの本体のみだと285g。超軽量とは言えないので、低山での連泊時の使用がメインです。拠点を構えて数日間行動する時は、やはりヘリノックスのグランドチェアと一緒に持っていきたいですね。

iClimb アウトドアテーブル ミニ

より軽量な紙のような素材のウルトラライト・テーブル(Cascade Wildの製品など)も持ってはいるのですが、結局のところ多少の重さはあっても剛性感・安定感を考えると、使いやすさ優先でこのiClimbのミニテーブルを持っていくことが多いです。これでもう少しだけ軽量だったら言うことはないのですが、剛性を考えるとそれはないものねだりかな、という気はします。

どんなアウトドアグッズについても言えることですが、超軽量なものは使いやすさ・快適さが劣ることが多く、使いやすく快適なものはやや重くなりかさばる、ということが多いですね。特に軽量なものは剛性が落ちることが多いです(テーブルに限らず、ポールやペグなどもそうですね)。

著者
ヤムパパー

秩父・奥武蔵・奥多摩・伊豆諸島がホームグラウンドの低山ハイカー。動植物の写真を撮りながら歩くのが好き。日帰りメイン時々テント泊。著述家・翻訳家

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