小物類登山用品の話題

私が登山・ハイキングで愛用しているほぼゼロ円の水筒

登山やハイキングでは真水を携行することが多いです。日帰りの場合、秋冬ならおおむね1L。春夏で乾燥や気温上昇が予想される日なら1.5Lほど。歩行開始前に、電車の中で別途500mlほどのお茶やコーヒーを飲んでおきますが、行動中に飲むのは大体水だけです。

ウィルキンソン炭酸 580mlボトル

水筒としては、コンビニで手に入る「炭酸水のペットボトル容器」を使いまわしています。家で水道水を入れて持ってきます。むかしは駅やコンビニで山行のたびに天然水を何本か買っていたのですが、ペットボトルもお金も無駄になるので馬鹿らしいと思うようになりました。

どんな市販品よりも軽量で安価

登山専用の水筒としてはナルゲンやサーモスの製品もいくつか持っているのですが、最近はもっぱらこのペットボトルを使っています。メリットは、市販されているどのボトルよりも軽量であること。ほぼゼロ円であること(家でたまに飲む炭酸水のボトルを再利用するため)。

ペットボトルなら何でも良いのですが、私がいちばん気に入っているのは近所のファミリーマートで売っている「ウィルキンソン炭酸」の580mlボトル。実測重量はわずか31g。ネットでは見かけないのでたぶん期間限定製品なのかもしれません。

ウィルキンソン炭酸 580mlボトル

この580mlボトルは形状も良く、剛性もほどほどにあって実に使いやすいのです。同じペットボトルでもたとえば天然水の「いろはす」で使われている柔らかい素材のものは、「潰しやすい」メリットはあるのですが逆に言えば「潰れてしまう」ので再利用しにくいところがあります(ザックの中に入れてあるものは、折り目から水が漏れて水浸しになるのが心配)。

中には水しか入れないので、飲み口とフタを中心に洗剤で洗えば中までゴシゴシ神経質に洗わずとも何度も使えます。カビも生えません(水道水はそもそも塩素消毒されているので衛生面での心配も少ない)。ペットボトルというと「使い捨て」だから環境に良くない、というイメージがあるかもしれませんが、私の場合は何度でも使い回すのでかなりエコだと思います。

ウィルキンソン炭酸 580mlボトル

ザックへの収まりも最高です。ツルツルしているのでサイドポケットにスッと入っていってくれます。きちんと入ってくれれば、もちろん落ちません。落としても割れない、というのも良いところ。何十回使っても壊れる気配はありません。ザックの中にも安心して入れておけます。

ウィルキンソン炭酸 580mlボトル

大きいボトルの出し入れがしにくいMILLET SAAS FEEでも、このボトルならストレスなく使えます。

飲料水用としてはおすすめ

しかしこの「ほぼゼロ円」ペットボトル、デメリットもなくはありません。中を洗うのが難しいので、水以外の飲料は入れないほうが良いです(私は困らないですが)。あとはツルツルしていてグリップしないため、休憩中に谷のほうに落とさないように気をつけること、などでしょうか(谷側に落としたことはまだない)。

テント泊やキャンプをする時などはこれに加えて調理用にナルゲンの大きいボトルを携行したり、お湯を運ぶ時はサーモスの「山専用ボトル」を持っていくこともあります。しかし日帰りハイキングで行動食だけで済ませる時などはこのペットボトル水筒のみ。サイズ的にも500ml前後のものが、歩行中の給水ではいちばん使いやすいと感じています。

帰宅したら飲み口を洗って、よく水を切って横にしておけば2日程度で乾いてくれます(ハイドレーションパックよりも早く乾きます)。

著者
ヤムパパー

秩父・奥武蔵・奥多摩・伊豆諸島がホームグラウンドの低山ハイカー。動植物の写真を撮りながら歩くのが好き。日帰りメイン時々テント泊。著述家・翻訳家

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