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Salomonのゲイター(TRAIL GAITERS LOW)の感想 サイズ選びだけ気をつけたい

3.5

Salomon(サロモン)のゲイター・TRAIL GAITERS LOW(トレイル ゲイターズ ロウ)を使っているので、感想を書いてみます。

サロモンからは「ロウ」と「ハイ」の2種類の長さのゲイターが出ています。ハイは保護エリアが広いのですが、このロウは少し軽量という長所があります。実測重量はサイズMでペア72g。

機能面では文句なし

このゲイターは小石や砂、枝の破片などが足首に入ったり、刺さるのを防ぐためのものです。冬なら雪で濡れるのも防げます。あとヒル対策。シューズのタンを含め、足首まわりを伸縮性のあるスパンデックス素材でぐるっと覆って、ベルクロで巻きつけます。下の写真ではサロモンのトレランシューズ(XA PRO 3D)と組み合わせています。

このゲイターには左右があります。

ソール側にくるラバーバンドのループをかかと側からスポッとはめて(あまりスポッとは入らないけれど)、シューズの上でベルクロで固定するだけ。装着方法は至ってシンプルですが、ソール側のバンドの位置調整や、自分のシューズにあった巻き加減をつかむには慣れが必要かもしれません。サイズ選びが大事です(後で詳しく書きます)。

異物の侵入防止効果については、文句はないですね。効きます。歩く人が少ない山(最近記事で紹介した山では、熊倉山矢岳など)では、山腹道の斜面から土や枯葉が入ってきますし、枝がいっぱい落ちていれば、跳ね上げてしまってそれが足首に刺さることもあります。あと、筆者はトレランはやらないのですが、トレランシューズで走るなら小石も入ってきます。

上の写真はたまたまトレランシューズを履いていた日に組み合わせてみたもの。筆者はミッドカットのハイキングシューズでもこのトレイル・ゲイターズ・ロウを使いまわしています(ミッドカットならハイのほうが使いやすいだろうとは思うのですが、ロウも使えなくはないです)。草丈が長かったり、藪を走るならハイのほうが良いでしょう。

私は低山ハイキングが中心なのでこのゲイターを常用することはなく、普段持ち歩いたりもしないのですが、この季節のあの道なら付けていったほうがいいな、という感じで、たまに使います。

矢岳の山腹道にて。乾いているとミッドカットのシューズでもどんどん砂が入ってくる

整備されている登山道なら大体は不要なことが多いです。あったほうが快適に歩ける道もある、という感じです。トレランや、ヒルの多い神奈川の山歩きでは活躍するでしょう。

締め付けによる圧迫感はほとんど感じません。また、ほどほどの強さで留めておいても、異物が混入することはないです(いずれも私感です)。

サイズ選びは要注意

このサロモンのゲイター、機能的には不満はないのですがサイズ選びは注意する必要があります。

このゲイターには次の3つのサイズがあります。このサイズ表記があまり親切でなく、ちょっと選びにくいところがあります。

  • サイズS:22.5-25.0cm
  • サイズM:25.5-27.0cm
  • サイズL:27.5-30.0cm

筆者のサロモンシューズは25cm(EU表記で40)です。ゲイターは「サイズM:25.5-27.0cm」を選びました。SとMのどちらが良いのか悩みましたが、Mで正解でした。というより、Mでもソール側はタイトな感じがあり、上の写真でも少しわかると思いますが、ソールのバンドはちゃんと伸ばしてあげないと、土踏まずのあたりにやってきません。

自分のシューズサイズがゲイターの各サイズの境界にあるように思えたら、大きいほうを選んだほうが良いでしょう。基本的に「大きめ」を選んでちょうど良いサイズ感ではないかと思います。私の場合、サイズSを選んでいたら恐らく使えなかったのではないかという気はします。

カラーはブラックの他、ブラックにイエローの差し色があるもの、レッドなどもあるのでカラーコーデも楽しめそうですね。

著者
ヤムパパー

秩父・奥武蔵・奥多摩・伊豆諸島がホームグラウンドの低山ハイカー。動植物の写真を撮りながら歩くのが好き。日帰りメイン時々テント泊。著述家・翻訳家

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