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MAMMUT Lhasa Cap 折りたたんでザックに突っ込んでおけるパッカブルなキャップ

4.5

ハイキングで愛用しているキャップの紹介です。MAMMUT Lhasa Cap(マムート・ラーサキャップ)といい、最大の特徴はツバ(庇・ブリム)が真ん中でパカン!と折れてくれるので、コンパクトに畳めるところです。

MAMMUT Lhasa Cap

ハットもキャップも両方持っていきたい時に

こんな風に無理せず畳めるので、ザックに突っ込んでも場所を取らないのが素晴らしいのです。

MAMMUT Lhasa Cap

筆者はハイキング時、360度の庇があるハットにするか、このようなキャップにするか、よく悩みます。ハットは歩く方向が変わっても常に日差しを遮ることができるのが最大の長所。キャップは左右側の視界が良く、機敏でアクティブな活動に向いている印象があります。音が聞こえやすいのも長所。しかし前方側の視界は狭くなります。

結局、私はどちらも持っていくことが多いです。ハットをかぶっていって、歩きはじめてから「キャップのほうがいいな」と思ったらこのラーサキャップをザックから取り出してかぶります。その逆パターンもあります。スピード優先の時、集中力が必要な時はキャップを使うことが多いですが、裸の稜線をのんびり歩く時はハットが好きです。結局、両方持っていきたい…

MAMMUT Lhasa Cap

ハットはハットで、ツバに針金の入っていないクシャクシャになるタイプを使っているので、どちらもザックに入れられます(針金が入っていたほうが本当は便利)。下の写真は愛用しているノースフェイスの薄くて軽いハットです(NORTHFACEのロゴが大きすぎて、人間広告みたいになるのが嫌なので剥がしてしまいました)。

ノースフェイスのハットとマムートのラーサキャップ

形状が良く調整もしやすい

マムート・ラーサキャップのサイズはS/MとL/XLの2種類があり、私が使っているのはS/M。頭はどちらかというと大きいほうだと思うのですが、これで正解でした。締め付け加減の調整がすごくやりやすく、かぶったまま片手でこのストラップを引っ張るだけできつくできます。ゆるめるのも簡単。風の強い裸の稜線などを歩いている時でも、締めれば飛ばされません。

MAMMUT Lhasa Cap

あと、主観ですがかぶった時のカタチがすごくカッコいいです。丸すぎず、かといって完全な箱型でもなく、絶妙なフォルムです。深すぎないですが、浅めでもありません。どちらかというと深め。

ツバへの汗染み問題は再現せず

1つ不思議な点があります。たしかAmazonで読んだのですが、一回使っただけで汗染みが付いて取れなくなってしまった、というカスタマーレビューがありました。私はそれを理解した上で購入したのですが、何度も汗だくになる状態で使っても今のところ汗染みはありません(ただし毎回帰宅後にすぐ洗濯はしています)。クレームが多かったので染料が変更されたのでしょうか。

MAMMUT Lhasa Cap

しかし、です。私自身はこれを山の中で主に使うので、仮にツバの部分に汗染みが残っても全く気になりません。むしろ、大事に使っていってもなおボロボロに、いわば「汚く」なっていったとしても、むしろ愛着が湧くと思います。

それに庇の両端に汗染みが付いたとしても、歯磨き粉を付けた歯ブラシで地道にゴシゴシこすれば、だいぶきれいになります。持っている他のキャップで、そのように汗染みを取ったことがあります。しかしこのラーサキャップではまだ汗染みが出ていないので、やっていません。

いずれにしましても、超便利で気に入っているキャップです。生地は厚すぎず・薄すぎずで夏も冬も、オールシーズン使えます(通気性も悪くありません)。冬のハイキングでは一時期、耳を覆うタイプのキャップも使っていたのですが、音がよく聞こえないのが私にとっては居心地が悪く、結局このキャップを使うことが多いです(冷えてきたらニット帽を取り出しますけれども)。

カラーは4〜5色あるようですが、私が使っているのは「イグアナ」というカラーです。色は、光の当たり方で少し変わり、写真のホワイトバランスが同じでなくわかりにくくてすみませんが、最後に紹介した上の写真(OSPREYのザックの上に載っているもの)がいちばん現物に近い色合いです。

マムートの製品は他にポーラテック素材のゴブリン・ジャケットを冬場のミドラーとして愛用しています。これがまた素晴らしい。マムートのウェアはミレーと並んで、良いものが多いですね。

著者
ヤムパパー

秩父・奥武蔵・奥多摩・伊豆諸島がホームグラウンドの低山ハイカー。動植物の写真を撮りながら歩くのが好き。日帰りメイン時々テント泊。著述家・翻訳家

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