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DoDライダーズワンポールテントを1年使ってみた感想 設営のコツと雨漏りした話【短所はあるけど良いテント】

DoDの「ライダーズワンポールテント(型番T1-442-TN・タンカラー)」を使いはじめて1年以上が経過しました。そのあいだ運用中に気付いたことがありますので、それらも含めて新たに感想を綴っていきます。

DoD ライダーズワンポールテント

問題は出てきましたが、それでも気に入って使っていますよ。このテント、好きです。

なおこの記事は下の記事に対する補足、フォローアップ的な位置付けになります。未読の方はこちらもぜひお読みいただけると幸いです。

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簡単な設営方法を身に付けた!

まずフライシートの効率的な張り方を覚えました。以前は「ほんの少しだけ余裕を持たせてペグダウンして行けば、完成時にちょうど良い張り加減になる…」という感じで「なんとなく勘で」張っていたのですが、ピッチリ・キッチリとした五角形を作るようにペグダウンしていけばそれでOKであることに気付きました。各辺がたわまないように、きれいに五角形を作るのがコツでした。

DoD ライダーズワンポールテント

すると内側でポールを立てる時に本当にちょうど良いテンションになることに気付いたのです。ちょうど良い、というか立てる時は結構キツキツな感じはするのですが、垂直に立て終えるとバッチリな張り加減になるのです。この方法を覚えてからは、設営時間を大幅に短縮できるようになりました(写真下の状態から、ポール下部を中心に向けてズズズとスライドさせます)。

DoD ライダーズワンポールテント

暴風雨の中、ついに浸水を経験!

次は残念なニュース。このDoDライダーズワンポールテントは浸水しやすい、という情報をAmazonのレビューで事前に得ていたので、私は購入直後にシームグリップを縫い目に塗って下準備していました。その後、普通の雨天では全く問題は発生しなかったのですが、最近になって離島のキャンプ地で激しい暴風雨に見舞われた早朝にはじめて浸水してしまいました。

DoD ライダーズワンポールテント

この日はフライシートとコットだけで運用していたのですが、コットにポトッ、ポトッと雫が落ちてくるではありませんか! 調べるとフライ内側のリング(インナーテントと接続する時などに使うもの)が雨樋のようになっていてコットに排水していました。いやいやいや、排水は外にお願いします… 下の写真は、その雨漏りの決定的瞬間を捉えたものです。現行犯逮捕です。

DoD ライダーズワンポールテント

フライパンで雨を受け止めるハメになりました。もうひとつのリングからも同じように雨滴が落ちていました。幸いコットを少し動かすだけで大きい被害は出なかったのですが、インナーテントとダウンシュラフの組み合わせだったら結構ひどいことになったと思います。

DoD ライダーズワンポールテント

シームグリップの塗りが足りないところがあったか、1年経って剥がれたところがあってそこからの水がリングに流れてきたのだと思います。そしてこんな日に限って補修用品を持ってこなかったという痛恨のミス。いずれにしてもこのテント、あらかじめシームの防水処理だけはキッチリやっておかないとわりと酷い目にあうのは間違いないでしょう。

さらにシームからの浸水以外に、かなり微妙ではありますが2カ所ほど生地自体から浸水しているように思えるところもありました。結露ではなく、明らかに外から浸水している感じでした。しかしこれは防水スプレーでコーティングしなおせば再発はしない程度のものだろうという印象でした。

DoD ライダーズワンポールテント

暴風雨が2日も3日も続いたらこの生地部分からの浸水も心配になりますが、次からは忘れずに補修テープを持っていくので最悪内側からそれをペタッと貼ればここは何とかなると思っています。

でもやっぱりお気に入り

DoDのライダーズワンポールテント、やっぱり雨には弱かったか、という感じではあります。たとえば同じように安価なNaturehikeのテントは、同じような暴風雨の中で何度も使っているけれど一度も浸水したことはありません(しかもそちらのほうが使用期間・回数も長い)。それを考えると、日本企業が手がけるブランドの製品としてはややガッカリな品質ではあります。

DoD ライダーズワンポールテント

では買って後悔しているかというとそんなことは全くなくて、使い方も直感的で簡単だし、使っていて楽しいので、事前の防水処理やマメなメンテナンスを厭わない方にならおすすめできます。この値段とこの重さで似たような製品は他になかなか見つからないこともあり、コスパは間違いなく良いです。これからも補修しながら使い続けたいと思います。スカートも自作したいところです。

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著者
ヤムパパー

秩父・奥武蔵・奥多摩・伊豆諸島がホームグラウンドの低山ハイカー。動植物の写真を撮りながら歩くのが好き。日帰りメイン時々テント泊。著述家・翻訳家

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