山と食

尾西のドライカレーをテント泊で食べてみたら予想以上に美味かった 水で戻してもおいしいのがさらに良し

尾西食品の「尾西のドライカレー」の感想です。テント泊の登山やキャンプでの軽食・非常食用として利用するようになったのですが、これがかなりウマイ! 類似の食品としてはこれまでモンベルから出ている「カレーリゾッタ」も好きだったのですが、味わいは「尾西のドライカレー」のほうが個人的には好みで、食べごたえもあると感じます。腹持ちも良いです。

調理はやや時間がかかる

フリーズドライのモンベル「カレーリゾッタ」は熱湯3分・水5分という短時間で完成するのが大きいメリットなのですが、「尾西のドライカレー」はアルファ米であるため、熱湯15分・水60分と調理時間は長いのが短所。また袋の中に乾燥剤と調味粉末が入っているので、お湯や水を入れる前にこれらを取り出さないといけません(モンベルのリゾッタは乾燥剤のみ取り出します)。

尾西食品 アルファ米 ドライカレー

中身はこんな感じになっています。モンベルのリゾッタ系よりも見た目でもパサパサしているのがわかります。最初は「これ、食べられるようになるのかな?」と少し心配になりました。

尾西食品 アルファ米 ドライカレー

付属のドライカレー調味粉末を入れ、お湯か水を入れた後にすぐにかき混ぜてから、封をします。かき混ぜるのを忘れるとカレー粉が固まってしまうので要注意(失敗した時でもなんとかなりましたけれども)。

尾西食品 アルファ米 ドライカレー

出来上がったところです。スプーンは付属していますが、小さくてやや食べにくいサイズなので、より大きいマイスプーンを持っている方はそれで食べたほうが良いと思います。

尾西食品 アルファ米 ドライカレー

食べるまでにやや時間がかかるのが難点ではありますが、食事のタイミングを計算して段取り良くお湯や水を入れておけば対応できると思います。先日は、八丈島の八丈プラザ公園キャンプ場を利用した時に、現地のスーパーで買った新鮮なお刺身をおかずにこのドライカレーを食べました。

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水で戻してもおいしいのがいい

モンベルのリゾッタはカレー・ガーリック・五目・ガパオ味などほぼ全て食べてきましたが(個人的にはカレーと五目がいちばん好き)、リゾッタという名前通り水分を多く含む「おかゆ」に近い食感です。一方「尾西のドライカレー」は、リゾッタよりも水っぽさがなく、まさに「ドライカレー」か「ピラフ」寄りという印象です。どちらが良いというより、好みが分かれると思います。

モンベルのカレーリゾッタ

モンベルのカレーリゾッタはピラフというよりおかゆ寄りの水分。これはこれですごく美味しい

モンベルのカレーリゾッタは1食85g・338kcalで、尾西のドライカレーは1食100g・361kcal(炭水化物80.4g)。よく噛んでゆっくり食べる感じになることもあり、数字以上に食べごたえがあります。なおモンベル・カレーリゾッタは定価¥421、尾西のドライカレーは1食あたり¥349くらいで少し安いところも魅力。

お湯ではなく水で戻して食べたこともあります。驚いたのは、水で戻した時でもおいしさがほぼ変わらないところです(時短をすると固いままなので、ちゃんと15分なり60分なり寝かせましょう)。モンベルのリゾッタの場合、熱湯を使うともちろんおいしいのですが、水で戻すとどうしても味は落ちてしまいます。

尾西食品のアルファ米シリーズには他にも五目ごはん・チキンライス・えびピラフ・松茸ごはんなどがラインナップされているので、今後も試していくことになりそうです。ドライカレーについては宮城県で製造されているようです。また尾西食品は亀田製菓のグループ会社だそうです。

著者
ヤムパパー

秩父・奥武蔵・奥多摩・伊豆諸島がホームグラウンドの低山ハイカー。動植物の写真を撮りながら歩くのが好き。日帰りメイン時々テント泊。著述家・翻訳家

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