山の動植物

アカヤシオに出会える春の秩父(矢岳・大持山・雲取山付近)

埼玉県の秩父を登山中に見かけたアカヤシオ(赤八汐・学名Rhododendron pentaphyllum var. nikoense)の写真です。いずれも筆者が2023年4〜5月に撮影しました。

矢岳のアカヤシオ

4月10日に矢岳を目指している時に見かけたアカヤシオです。「コトガミ沢の頭(962m)」の先にある開けた伐採跡地に咲いていました。地味で厳しい長距離コースなだけに「ちょっと休憩していきなさい」と言われているかのような、心落ち着く風景でした。

矢岳のアカヤシオ

アカヤシオはツツジ科の低木で、開花期は一般的に4〜5月とされています。これはもう咲き終わりつつあるのでしょうか。雄しべは10本あり、下の5本が長いとのことですが、この写真では上の雄しべらしきものが見えません。花や植物のことはまだまだ勉強中です。

矢岳のアカヤシオ

■ この日歩いた矢岳のコースについては下の記事で紹介しています

矢岳:埼玉の駅スタート日帰り登山では運動強度が最も高い歩行廃人なら魅力がわかる山
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■ 矢岳ではこの日カタクリの写真も撮れました

カタクリ(矢岳)下向きに咲くので撮るのが難しい春のはかない花
2023年4月初旬、埼玉県・秩父の地味でキツい山・矢岳を歩いていたら、カタクリの群落に遭遇しました。先日は狂気岩峰・秩父二子山でもカタクリを見かけたので、今春2度目の出会いです。 鞍部の日当たりの良い斜面で会える 場所は矢岳ルー...

大持山のアカヤシオ

こちらは5月9日に大持山・小持山を歩いている時に見かけたアカヤシオ。大持山の山頂で複数本、あとは「大持山の肩」の手前でも立派な花を見かけました。大持山頂は標高1294m。

大持山のアカヤシオ

大持山のアカヤシオ

■ この日歩いた大持山・小持山コースについては下の記事で紹介しています

大持山と小持山:雑木林と露岩と大展望を楽しめる歩きやすいコース
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雲取山コース(秩父側)のアカヤシオ

こちらは5月中旬、秩父の三峯神社から雲取山を目指して歩いた時に見かけたアカヤシオです。霧藻ヶ峰手前の地蔵峠近くで見かけました。

雲取山コース・地蔵峠付近のアカヤシオ

雲取山コース・地蔵峠付近のアカヤシオ

三角点の埋まる見晴らしの良い霧藻ヶ峰(1523m)でもアカヤシオが咲いていました。

霧藻ヶ峰のアカヤシオ

ここは眺望が素晴らしいポイントですが、奥は崩落していて立入禁止になっているので気をつけたいところ。

霧藻ヶ峰のアカヤシオ

■ この日歩いた雲取山関連の記事がいくつか下にあります。よろしければこちらもお読みいただけると幸いです

雲取山荘のテント場ってどんな感じ? 申し込み方法と現場の様子【2023年5月】
雲取山(標高2017m、東京・奥多摩)の近くでテント泊をする場合、2023年現在は雲取山荘か七ツ石小屋が主な選択肢となります(奥多摩小屋は廃止となり、テント泊も不可となりました。緊急用の雲取避難小屋近くにテン場はなし)。この記事では筆者が実...
壊れ方が味わい深い白岩小屋・いまだ生活感の残る廃墟【2023年5月】
白岩小屋(しらいわごや)は、雲取山・妙法ヶ岳とともに埼玉秩父の「三峰山(みつみねさん)」を構成する白岩山(標高1921m)の北に500mほどのところにあります。三峰神社から登ってくるとき、標高1764m付近の尾根道の先に見えてくる朱色の屋根...
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著者
ヤムパパー

秩父・奥武蔵・奥多摩・伊豆諸島がホームグラウンドの低山ハイカー。動植物の写真を撮りながら歩くのが好き。日帰りメイン時々テント泊。著述家・翻訳家

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