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長瀞・宝登山小動物公園はラマやヒツジやウサギに餌やりできるほのぼのスポット

埼玉県・長瀞(ながとろ)の宝登山(ほどさん・標高497m)の山腹に「宝登山小動物公園」があります。宝登山への登山道となっている林道の頂上近くの外れにあり、自然に近い開放的な環境で小動物と触れ合えるのが大きい特徴です。

宝登山小動物公園

宝登山ハイキングの帰りに寄ってみた

宝登山には何度か登っているのですが、この小動物公園は2023年3月末にはじめて訪れました。宝登山ロープウェイの山頂駅から徒歩7分。営業時間はおおむね10:00~16:00時頃(季節によって変わるので公式サイトを要チェック)。料金は大人500円・子供250円。秩父鉄道の系列会社が運営主体です。

宝登山小動物公園

入口となっている建物では動物の小さいぬいぐるみなどお土産物がたくさん売られているので、子供は大喜びするでしょう。

食い意地の張ったラマとヤギ

お土産コーナーを抜けて園内に入ると最初に目をひくのが、ラマとヤギのいる円形の放し場。この小動物公園では動物にあわせてニンジンなどのエサを買えるので(ニンジンなら5〜6切れ入ったカゴが100円)、人によく慣れた動物たちに手で食べさせることができます(指を噛まれないように注意)。

宝登山小動物公園のラマ

しかしこのラマ君、なかなか食い意地が張っています。攻撃的ではないのですが、エサをあげる時に筆者は不注意から頭をぶん殴られてしまいました(何が起こったかはすぐ後で説明します)。

宝登山小動物公園のラマ

ラマよりもずっと背の低いヤギが2頭、ラマ君と一緒に生活しているようでした。このヤギ君にもエサをあげようとしたのですが…

宝登山小動物公園のヤギ

ヤギ君は背が低いので、エサをあげる時はこちらも上半身をかがめて身を低くします。しかしヤギ君にあげようとしたニンジンをラマ君が上から横取りしようとするのです(写真下のような状況になる)。しゃがんでヤギ君にニンジンを食べさせようとしていたら、ラマ君が私の頭に自分の頭をガツン!とぶつけてきました。かなり痛かった(でもかわいいから許した)。

宝登山小動物公園のラマとヤギ

食い意地の張ったヒツジ

少し離れたエリアにはヒツジ君もいました。この日は2頭いました。このヒツジ君もエサを独占しようとする傾向があり、もう1頭の身体が小さいヒツジ君は遠くから物欲しそうにこちらを見ています。上下関係がありそうでした。なお5月には「ヒツジの毛刈り体験」イベントがあるようです。

宝登山小動物公園のヒツジ

ここの動物たちはどれも人によく慣れていて、大事に育てられているのだろうという印象を持ちましたよ。とってもかわいい。

宝登山小動物公園のヒツジ

活性の低いウサギたち

うさぎ園もあり、茶・黒・白と様々な色の個体がいました。ただお腹いっぱいだったのか、ニンジンをちらつかせても全く寄ってきません。ラマ・ヤギ・ヒツジたちとは対照的です。

宝登山小動物公園のウサギ

宝登山小動物公園のウサギ

かわいさ爆発モルモット

正面入口そばにはモルモットもたくさんいました。1日に2〜3回「モルモットの橋渡り(モールウェイ)」というイベントもやっているようです(11:00, 14:00。土日祝は15:00も)。

宝登山小動物公園のモルモット

人間ガン無視のリクガメたち

これはリクガメさん。微動だにせず、相手にしてもらえませんでした。春だと活性が低いのでしょうか。

宝登山小動物公園のリクガメ

好奇心旺盛なホンドギツネ

ホンドギツネのケージです。このキツネも人懐こく、好奇心旺盛な感じでした。なおアヒルやコールダックなどもいるのですが、鳥インフルエンザの影響でケージにビニールシートがかけられておりこの日は見られませんでした。あとはじっとしていましたがタヌキも一頭展示されていました。

宝登山小動物公園のホンドギツネ

人間に無関心なシカたち

敷地は結構広く、山腹を下っていくとシカ園・サル園・フクロウ・クジャクコーナーに至ります。シカ園は金網ごしに地面の高さからも見られるのですが、歩道橋があるのでそこを渡るとサル園と一緒に上から眺められます。実に広々としています。雰囲気的には伊豆大島(東京都)の大島公園動物園に少し似ていると思いました。

宝登山小動物公園のシカ園

シカさんはニンジンには全く興味なし。エサを食べる気分でないのか、このように全く動きません。一方でサルたちは食欲旺盛でした。

宝登山小動物公園のシカ

筆者はこの日、宝登山に登ってからこの小動物公園に寄り、ロープウェイで山を下ってから長瀞の石畳歩きと周遊船も楽しみました。1日でこれら全部を無理なく楽しめました。園内を全部回っても1時間程度だと思うので、是非長瀞観光の予定に組みこんで足を運んでみてはどうでしょうか。

著者
ヤムパパー

秩父・奥武蔵・奥多摩・伊豆諸島がホームグラウンドの低山ハイカー。動植物の写真を撮りながら歩くのが好き。日帰りメイン時々テント泊。著述家・翻訳家

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