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暗闇で光るナルゲン・トライタンボトル(グローグリーン1.0L)の感想

Nalgene(ナルゲン)の「トライタンボトル」の紹介記事です。私が持っているのは「広口タイプ」の容量1.0L(32oz.)版で、カラーは暗所で発光するという「グローグリーン(glow green)」。下の写真は雲取山荘でテント泊した時に撮ったものです。

nalgene tritan wide mouth glow 32oz water bottle green

ライトを当てるとよく光る

まず暗闇の中でどのくらい「光る」かというと、過剰に期待しないほうがよく、まぁ下の写真のような感じです。ビカァァァッ!と発光するわけではありません。それでも消灯したテント内で何処にあるかは判別できる程度の、ぼんやりとした光を放ちます。ただこの機能が役に立つかどうかは、個人的には微妙ではあります。下は伊豆大島でテント泊した時に撮った写真です。

nalgene tritan wide mouth glow 32oz water bottle green

しかしライトの光を当てたり、中にライトを入れたりするとかなり光を反射してくれるので、地図を眺めたり読書したい時などは隣にヘッデンを入れたランタンシェードなどを立てかけておくと、手元に明るい領域が増えます(加減は難しいけれど)。

nalgene tritan wide mouth glow 32oz water bottle green

しかしものすごく助かるかというと、やはり微妙。ライトは白いビニール袋に入れても明るさが増しますし、「少しおもしろいギミック」というのが私の感想です。あくまで”nice to have”な機能、と思っておいたほうが良いと思います。

ボトルとしてはやっぱりいい

ボトルとしての機能自体は、人気商品だけあってやはり優れていると思います。水漏れなど絶対にありませんし、ゴツゴツした石の上にうっかり落としても割れません。広口タイプだと山の水場や川などで水を汲みやすいところも便利。筆者は歩きながらこれを使うことはなく、テント泊やキャンプの時に持っていくことが多いです。サイドのメモリは水量を計る時に重宝します。

nalgene tritan wide mouth glow 32oz water bottle green

有害化学物質のBPA/BPSを含まないので、熱湯を入れても健康への影響は少ないはずです。素材の50%が廃棄プラスチックを再利用しているところも良いですね。匂いもしませんし、食洗機にも対応しています。カラーバリエーションも豊富で、一般的に人気があるのは中身がよく見える透明がかったタイプだと思います。あと500ml版や1.5L版もラインナップされています。

変わった使い方

ちょっと変わった(?)使い方としては、行動食にしているプロテインバーなどはザックのポケットに差し込んでおくと割れて食べにくくなってしまうことがあるので、すぐ食べるもの以外はこうしてボトルの中に入れて運んだりします。6本くらい入ります。あと日常的にはプロテインシェイカーとしても使えます。

nalgene tritan wide mouth glow 32oz water bottle green

基本的には気に入っているボトルです。カッコいいですし、持っていて満足感があります。使っていて楽しい。北米のハイカーには特に人気が高い製品ですね。

難点としては、自分の好きなカラー・容量のものがいつでも手に入るとは限らないところでしょうか(流通がなかなか安定しない印象があります)。

あと大きい欠点としては、実測重量が180gあるところと、かさばるところ。幕営地での水汲み用品としてはエバニューのウォーターキャリーも持っていて、そちらは実測でたった36gしかありません。しかもコンパクトにたためるので、ザックの中で場所を取りません。荷物が多い時はそちらを使うことが多いです。

そんなわけでナルゲンボトルは「なくても困らない」用品のひとつではあるのですが、モノとしては愛着の湧く製品です。頑丈なので、水以外で何か壊したくない・潰したくないものを運ぶ用途に使うともっと活躍するかなという気はします。ナッツやドライフルーツを入れてライトなハイキングに持っていくのも楽しそうですね。

ちなみに筆者は過去に何度かナルゲンボトルを通販で購入しているのですが、たまにヒビ・クラックのように見える線が入った個体が届くことがありました。もしそういうものが届いた場合は、使わずに返品交換してもらったほうが良いと思います。普通に落としてもそんなヒビは入らないので、たまに不良ロットがあるのではという気がしています(輸送中に付くような傷とも思えない感じのヒビでした)。

著者
ヤムパパー

秩父・奥武蔵・奥多摩・伊豆諸島がホームグラウンドの低山ハイカー。動植物の写真を撮りながら歩くのが好き。日帰りメイン時々テント泊。著述家・翻訳家

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